壊れたワイヤレスイヤホン、引き出しの奥にそのまま入っていませんか。捨てようと思っても、充電式で電池が入っているから普通のごみと同じには出しにくい、と感じている方は多いと思います。
春日市在住のライター、とうしです。地域情報メディア『かすがたいむズ』のエリア担当として市内をまわっています。ごみの分別は自治体によって扱いが違うので、春日市の公式情報を確認しながら整理しました。
この記事では、本体と充電ケースで扱いが変わる理由、電池まわりで気をつけたいこと、春日市での具体的な出し方を順番に説明します。
普通のイヤホンと何が違うのか
有線のイヤホンは金属とプラスチックだけでできているので、春日市では「陶器・金属類」として出せます。一方、ワイヤレスイヤホンにはリチウムイオン電池が内蔵されています。
この電池が問題で、圧力や熱、衝撃を受けると発熱・発火するリスクがあります。ごみ収集車の中で他のごみと圧縮されたときに火が出た事例は、全国で報告されています。
春日市の分別一覧表でまず確認できること
春日市が公開している「家庭から出るごみ分別一覧表」(令和8年4月更新版)を見ると、「イヤホン」の項目は陶器・金属類として記載されています。
ただし、同じ一覧表の中で充電式電池については「市役所や家電量販店などの充電式電池回収ボックスへ持ち込む」と別扱いで案内されています。分別の出口が一つではない、というのがこのテーマの迷いやすいところです。
春日市はSNSでも「リチウムイオン電池を内蔵した物で販売元で回収できないときは、分解せずに指定の陶器・金属類の袋で出してください」と案内しています。つまり、電池が取り外せない機器でも、無理に分解せず袋で出す方法があります。
本体と充電ケースを別に考える理由
ワイヤレスイヤホンには大きく分けて「イヤホン本体」と「充電ケース」の二つがあります。どちらにもバッテリーが入っているため、セットで処分する際も電池の扱いを分けて考えることになります。
充電ケースはモバイルバッテリーに近い性質を持つ製品で、内蔵電池の容量が本体より大きいことがあります。一般的な分類ではモバイルバッテリーとは別物ですが、発火リスクという観点では同じように扱うほうが安全です。

ケースのほうが電池が大きいこともあるので、一緒に確認しておくと安心です
リチウムイオン電池で知っておきたいこと
リチウムイオン電池は、スマートフォンや電動工具にも使われている電池です。軽くて容量が大きい反面、膨張・破損した状態では特に発熱リスクが高まります。
見落としやすいのが、外見上は問題なく見えても電池が膨張していることがあるという点です。特に長期間使っていなかったイヤホンは、保管中に電池が劣化している可能性があります。
- 膨張している
-
JBRC無料回収ボックスには入れられない。春日市役所か春日大野城リサイクルプラザへ持参。
- ラミネートタイプの電池
-
ハードケースに入っていないソフトパック型は、無料回収ボックスの対象外。
- JBRC非加盟メーカー
-
安価な並行輸入品などはJBRC非加盟の場合がある。無料回収ボックスが使えないことも。
分解や電池の取り外しを無理に試みると、破損して発熱が起きることがあります。メーカーや公式の案内がない限り、分解はしないほうが安全です。
春日市でワイヤレスイヤホンを出す流れ
基本的な流れを整理すると次のようになります。電池を外せるかどうかが最初の分かれ道です。
ケースが膨らんでいたり、変形している場合は直接持ち込みルートへ。
購入した店舗や公式サイトに回収対応があれば、そちらが優先的に使いやすい。
JBRC加盟メーカー製品で膨張がなければ、市内の家電量販店の無料回収ボックスを使える。
分解せずそのまま春日市指定の「陶器・金属類」袋に入れて出す方法が案内されている。
市内で使えるJBRC無料回収ボックスの場所
JBRC(一般社団法人)の無料回収ボックスは、春日市内の家電量販店と公共施設に設置されています。令和7年1月時点での設置場所は次の通りです。
- ヤマダデンキ テックランド福岡春日店
- ベスト電器福岡春日店
- ケーズデンキ春日店
- コジマ×ビックカメラ福岡春日店
- 春日市役所(本庁)3階環境課窓口
- 春日大野城リサイクルプラザ 事務棟2階
市役所の受付は月曜~金曜(祝日除く)の8時30分~17時、リサイクルプラザは8時30分~11時30分と13時~16時(毎月第3日曜も受付)です。わたしが気にするのは場所のわかりやすさで、ケーズデンキや家電量販店は駐車場が使いやすいので、買い物のついでに持っていきやすいと感じています。
ケーブルや付属品はどう出すか
イヤホンに付属するUSBケーブルや収納ポーチは、電池が入っていないため扱いが変わります。春日市の分別では、コード類は「陶器・金属類」として出せます。
布製のポーチはそのまま「燃えるごみ」。まとめて一つの袋に入れず、素材ごとに分けるほうが分別のミスを減らせます。
小型家電リサイクルとの関係を整理する
国の「小型家電リサイクル法」では、ワイヤレスイヤホンも対象機器に含まれる可能性があります。ただし春日市では、現在のところ小型家電の専用回収ボックスによる拠点回収は一般向けに案内されていません。
メーカーや販売店が自主回収プログラムを持っている場合があります。購入したブランドの公式サイトを一度確認しておくと、より適切な回収先が見つかることもあります。制度は変わることがあるので、実際に出す前に春日市の公式サイトで最新情報を確認するのが確実です。
壊れているときに避けたい出し方
迷いやすいのが、壊れているから先に電池を外してしまおうとするケースです。電池が膨張しているときに無理に取り外そうとすると、変形や液漏れで状況が悪化することがあります。
以前、わたし自身も古いワイヤレスイヤホンのケースが少し膨らんでいることに気づかないまま引き出しに入れていて、後から気づいてひやっとしたことがありました。壊れた状態で保管が長くなるほど、電池の劣化が進む可能性があります。
保管中に気をつけておきたいこと
捨てるまでの間、イヤホンを保管するときは直射日光が当たる場所や、高温になりやすい車のダッシュボードなどには置かないようにしましょう。熱はリチウムイオン電池の劣化を速めます。
すぐに処分できない場合は、涼しい場所に置き、他の金属製品と一緒に袋に入れないほうが安心。この保管の段階が意外と見落とされます。
よくある失敗と確認漏れのパターン
正直に言うと、ワイヤレスイヤホンを「燃えないごみ」として出してしまう方が少なくないようです。春日市では「燃えないごみ」という区分はなく、電池入り小型機器を誤った分類で出すことで収集時のトラブルにつながることがあります。
- 「燃えないごみ」に出してしまう
- 電池を外そうと分解して破損させる
- 本体だけ出してケースを忘れる
- JBRC対象外品をボックスに入れる
本体とケースを「セットのもの」と思い込んで片方だけ処分してしまうケースも、実際にあります。それぞれに電池が入っている前提で確認する習慣が、トラブルを減らしてくれます。
事業所での廃棄や大量廃棄について
この記事は家庭からの廃棄を前提に書いています。事業所から出るごみや、まとまった数を処分する場合は家庭ごみとは別の扱いになることがあります。
複数台をまとめて処分したい場合は、春日市の環境課(092-584-1124)に事前に相談するのが確実です。
公式情報を確認できる場所と連絡先
制度や対応窓口は変わることがあります。出す前に、春日市公式サイトの「ごみの分別」ページか、下記の窓口に一度確認しておくと安心です。
| 確認先 | 連絡先・受付 |
|---|---|
| 春日市役所 環境課(本庁3階) | 092-584-1124 月~金 8:30~17:00 |
| 春日大野城リサイクルプラザ | 092-596-7066 月~金・毎月第3日曜 |
今日の一歩をどこから始めるか
まずは手元のイヤホンを一度取り出して、ケースが膨らんでいないか目で確認してみてください。それだけで、次にどこへ持っていくかがかなり絞れます。今日の夕方、仕事帰りに家電量販店へ寄れそうなら、そのタイミングで持っていくのが一番無駄がありません。
わたし自身、こういう「出しどきを迷う小物」は、帰り道に寄りやすい場所かどうかで動けるかどうかが変わると感じています。ケーズデンキや量販店のJBRC回収ボックスは入り口近くにあることが多く、立ち寄るだけで済むので、気持ち的にも楽です。
引き出しの奥で眠っているイヤホンが、今週末には片付いていたらうれしいです。出す前に一つだけ「膨張していないか」を確認する、それだけ覚えておいてみてくださいね。













